生理前の便秘で悩んだことはありませんか?


 


武田薬品工業株式会社が行った調査によると、慢性的な便秘に悩む20代~30代女性500名の内、6割以上が生理前に便秘になることがあるということがわかりました。

 


生理前の便秘への予防対策法

 


このように、多くの便秘女性が便秘になりやすいと感じている生理前の時期ですが、その1つの原因は、排卵後、生理前の時期に分泌が増える女性ホルモン(黄体ホルモン)にあります。

 


 

 

 


◆ 生理前は、女性ホルモンの影響で便秘になりやすいことが分かっています。

 


 


その原因となるのが「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンです。


 



排卵から生理開始前にかけて分泌量が増える女性ホルモンで、妊娠を維持するために、受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くしたり、妊娠に向けて最適な子宮環境に整えたりする働きがあります。

この「プロゲステロン」には、大腸のぜん動運動を低下させる作用があります。

 


そのため、便が腸内に長く停滞することになり、便に含まれる水分量が減って硬くなったり、排便されにくくなったりして、便秘になってしまうのです。

 


 

生理前の便秘への予防対策法


 


加えて、妊娠に備えて水分や栄養分を体内に蓄える作用もあることから、腸内の水分が体内に吸収され、便がカチカチになり出にくくなります。


 


 


◆ 生理前の便秘へのおすすめ予防法


 


①腹筋を鍛えましょう。



女性は腹筋が弱いことも便秘の一因。

日頃から腹筋運動をして鍛えましょう。

ウォーキングなどの全身運動も大腸の働きを活発にします。

 

 

 


②食生活では野菜など食物繊維の豊富なものを積極的にとるのがおすすめ。

食物繊維は、人間の消化酵素では消化されない成分で、胃で溶けずに大腸まで届くので、便のカサを増し、大腸を刺激することになります。


特に生理前は、プロゲステロンの働きにより、食欲が増進する傾向にあります。

栄養の偏ったものを食べすぎてしまう傾向にもあるため、ますます便秘がちに。

生理前こそ食生活に気をつけたいものです。

 


 

 


③ミネラルウォーターを飲もう。


マグネシウムが多めのミネラルウォーター(硬水)は便の水分量を増やし柔らかくする作用が期待できます。


 



 


④お腹を冷やさない。

 

 

 


⑤腸の移動を促そう。
おへその周りを「の」の字にマッサージしたりすると、腸の移動もスムーズになるため効果的です。

 

 

 




【福山 千代子(ふくやま・ちよこ)】
日本産婦人科学会専門医。金沢医科大学卒業後、東京大学医学部付属病院、茨城県立中央病院で研修をしたのち、社会保険中央総合病院等の勤務を経て、2012年3月に女性の美容と健康を総合的にサポートする婦人科クリニック「アヴェニューウィメンズクリニック」(港区・六本木)の院長に就任。

 

引用:http://www.value-press.com/pressrelease/126008